避妊方法にはどんな種類があって確率はどれくらい?

避妊

避妊方法といえば、昭和の人間なら「コンドーム」の一択でしょうが、今はもう令和です(笑)。現在では様々な避妊方法があって、それぞれ特徴や使用方法が違います。

色んな避妊方法をご紹介しますので、自分の体質やライフスタイルに合った避妊法を見つけましょう。

低用量ピル

避妊ピルは1960年にアメリカで初めて発売されました。その当時はホルモン量の多い高用量ピルが使われていました。その後は含まれるホルモン量を減らした中用量、1970年以降は低用量ピルへと改良されました。


画像引用元:https://kashiwabara-lc.jp/

低用量ピルの効果

低用量ピルを内服すると、薬の中に含まれる卵胞ホルモンであるエストロゲンと黄体ホルモンであるプロゲステロンが血液中を循環して脳まで届きます。

すると、脳は体内でエストロゲンとプロゲステロンのホルモンが十分に足りていると勘違いし、これらのホルモンを分泌すること抑えようとします。

そうすると、卵巣では、脳からのホルモン分泌の指令を受けないので、卵胞も発育しませんし、排卵も起こらないという仕組みなんです。

低用量ピルの種類

低用量ピルと一口に言っても様々な種類があります。一般的なのは28日周期で毎日1錠ずつ服用する低用量ピル。緊急避妊ピルと言われる、避妊に失敗した時に服用するするもの。

マイルーラが有名ですが、これは避妊フィルムと言われます。最後に体に貼るタイプの避妊パッチとか避妊シールと言われるものです。

低用量ピルは避妊目的だけで使用されるわけではなく、生理痛ですとかPMSといった生理に関する悩みを改善してくれる目的で服用している方も多いです。そのために副作用が弱い超低用量ピルといったものまであります。

低用量ピルの避妊率

ピルは指示通りに正しい量を決まった時間に飲むことが大事です。きちんと飲めば、妊娠する確率は0.3%という報告がされています。でも、飲み忘れた人を含めると妊娠率は約5%と言われています。飲み忘れしないことが一番大切なんです。

低用量ピルの値段

低用量ピルは基本的にレディースクリニックなどで処方してもらって、購入することになります。1シート(1周期)で3,000円程度+診察料となります。緊急避妊ピルになると値段は跳ね上がって10,000円以上になります。

次に個人輸入で購入する場合の値段ですが、当然に販売店によって値段は様々になります。取扱っていた販売店が多かった「ダイアン35」の値段をご紹介します。

★オオサカ堂     1,220円
ベストケンコー    3,275円
くすりエクスプレス  3,339円
安心通販マート    2,480円
ネット総合病院    2,980円
メデマート      1,500円
ココロ薬局      1,980円
お悩み宅急便     1,490円
くすりぴあ      取扱なし
ちょびひげ薬局    2,680円
イエカラ薬局     2,400円
くすりの宅配便    取扱なし
お薬ラボ       1,500円
ユニドラ       3,170円
薬の通販オンライン  2,980円
つるかめ薬局     1,500円
お薬ナビ       1,500円

このように、販売店によって値段は2倍以上違ってきます。

緊急避妊ピルは安くて1,000円台で高いと3,000円台になり、避妊パッチや避妊フィルムも同じような価格帯になります。

IUD(子宮内避妊用具)

子宮内に、銅イオンを放出するプラスチック製の小さな器具を入れ、精子が卵子が受精することを防ぐとともに、受精卵の着床を防ぐ方法です


画像引用元:https://www.ishamachi.com/?p=54672

IUDは一回装着すれば、おおよそ2~5年にわたり避妊が可能なので、出産経験があり、長期の避妊を望む女性に適していると言えます。

IUDには銅が付加されているもの・されていないもの、といったいくつか種類があります。銅が付加されている銅付加IUDは避妊効果が高いことで知られていますので、選ぶ際は銅付きIUDを選びましょう。

IUDの費用

IUDは生理が終わるころに産婦人科で装着してもらい、1~2カ月後にもう一度診察を受けて正しい位置に装着されたままか確認してもらいます。

その後は1年に1回程度は正しい位置にIUDが装着されているか医師にチェックしてもらいましょう。費用としては、IUDは1万5000~3万円くらいが相場ですね。

IUDの避妊率

レディースクリニックによって、説明している避妊率は少し違ってきます。あるクリニックでは95%ですが別のクリニックでは98%だと説明されています。

直接的な施術なので避妊率は高そうですが、低用量ピルには少し劣るというのが現実のようです。なにせ管理が楽なことで人気の避妊方法ですね。

コンドーム

改めて説明も不要かと思いますが、薄いゴムの袋で、ペニスにかぶせて使用します。精液が腟の中に入るのを物理的に防ぎます。


画像引用元:https://www.timeout.jp/tokyo/ja/shopping/condom

コンドームは性感染症を防ぐために有効な手段ではあっても、破れたり外れたりといったミスによる失敗もあり、 確実な避妊法とは言えないので注意が必要です。ラブホテルに置いてあるコンドームも注意が必要で、イタズラで針で穴を開ける人がいるからです。

コンドームの値段

コンドームの値段は安くて数百円、高くても数千円ですね。一番多い価格帯は1箱で1,000円前後となります。

コンドームは薄さを競って0.01ミリですとか0.02ミリといった商品が人気なようですが、意外と分厚いコンドームも人気なんです(笑)

これは男性の早漏対策として感度を鈍らせるために分厚くしていて、結構人気があるんですって。

コンドームの避妊率

アメリカで行われた調査結果によると、100組のカップルが1年間コンドームで避妊をした場合の失敗率は、「理想的な使い方」で2%、「一般的な使い方」で18%と報告がありました。

つまり、コンドームを正しく使っていなければ、妊娠をしてしまう可能性がそれだけ高くなるということです。コンドームのゴムはものすごく薄いのです。爪が伸びていたりすると、気づかないうちにコンドームに傷をつけていることもあるんです。

あと注意が必要なのは射精後しばらく経つと、コンドームから精液が漏れやすくなってしまうことです。射精後はすみやかに外すようにパートナーと話し合っておきましょう。

避妊手術

避妊手術には女性が受けるものと、男性が受けるもの2種類があります。

女性の避妊手術

女性の避妊手術は誰でも受けられる訳ではありません。避妊手術を受けることができる対象者について、母体保護法第3条は以下のとおり定められています。

第3条 医師は、次の各号の一に該当する者に対して、本人の同意及び配偶者(届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様な事情にある者を含む。以下同じ。)があるときはその同意を得て、不妊手術を行うことができる。ただし、未成年については、この限りではない。

一 妊娠又は分娩が、母体の生命に危険を及ぼすおそれのあるもの二 現に数人の子を有し、かつ、分娩ごとに母体の健康度を著しく低下するおそれのあるもの

2 前項各号に掲げる場合には、その配偶者についても同項の規定による不妊手術を行うことができる。

3 第1項の同意は、配偶者が知れないとき又はその意思を表示することができないときは本人の同意だけで足りる。
引用元:http://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/teigen/hou.htm

女性の手術は、「卵管けっさつ」といって、卵管を糸でしっかりと結ぶか卵管の一部を切り取る方法になります。

腹腔鏡で施術する場合は、腹壁を2~3cm程度切開しておこなう場合と、腟から腹腔内に入っておこなう場合があります。原則的に全身麻酔で施術するため3日前後の入院が必要となります。

費用は?

健康保険の範囲内で、自己負担が3割の場合には開腹手術で13,050円、腹腔鏡手術で56,430円が自己負担分という計算になりますね。

事前の検査や入院費用といった費用もプラスされるので、病院に問い合わせた方が現実的な費用が分かります。

男性の避妊手術

男性の手術は「精管けっさつ」といって一般的にはパイプカットと言われて、女性の避妊手術よりも簡単で体の負担が少なく行うことができます。

原則的に局所麻酔で日帰りの手術で行えるのが特徴といえます。陰嚢の付け根を1cmほど切開し精管を取り出し糸でしばり、一部を切り取る方法です。

この不妊手術の長所は、女性の避妊手術よりも避妊の効果が高く、全身への副作用もないことです。

費用は?

パイプカットの手術費用は結構な幅があって、安いところだと50,000円でした。10万円前後のクリニックが多くて、一番高いのは16万円でした。

アメリカ泌尿器科学会によるとパイプカット手術をして、術後に精子が見られず手術完了とした男性でも、2000人に1回妊娠があったそうです。つまり、パイプカットしても避妊率は100%ではないんですね。

基礎体温法

生理周期や基礎体温の変化から排卵日を予測して、その間の性交を避ける方法です。体の自然なリズムを活用した避妊法ですが、効果は確実でないのが欠点といえます。

排卵が起こると、黄体ホルモンの影響で体温が高くなるので、基礎体温が1カ月の間に低温相と高温相の二相に分けることができます。このリズムを利用し排卵の時期を知ることで、この時期のSEXを控えて避妊するという方法です。

睡眠不足やカゼなど体調によって体温が左右されることが多いので、最初にご説明したように避妊法としては確実ではありません。

同様に基礎体温を計らずに、通常の生理周期から排卵日を推測して、排卵日を避ける「オギノ式」もありますが、この方法では妊娠してしまう人も多いのが知られています。

ペッサリー

ペッサリーは精子が入ってこないように、子宮の入り口に装着する天然ゴム製のフタのようなもので、女性版コンドームと想像すると分かりやすいです。ペッサリーに殺精子剤を塗り、SEXの前に自分で装着し、射精後約8時間たってから自分で取り出します。


画像引用元:https://www.3bs.jp/healthcare/sexeducation/w43079.htm

新しいタイプのペッサリーは、昔のものとは違い1つのサイズで大半の女性に適合すると考えられています。古いタイプのペッサリーはゴムで作られていますが、新しいペッサリーはシリコンで作られています。

シリコン製のペッサリーは古いタイプのペッサリーより柔軟性も高く、耐久性が高くなっています。ペッサリーは正しく装着されていれば本人も不快感を感じることなく、子宮頸部全体を覆った状態になります。SEX時に女性やパートナーがペッサリーの存在を感じることはありません。

ペッサリーの避妊率

ペッサリーの避妊率は約80%~90%ということです。産婦人科などで子宮口の大きさを測ってサイズを選んでもらい、使い方の指導を受けるという手間があったりします。

また、正しく装着しなければ失敗率が高いのもペッサリーの特徴ですね。コンドームと比較しても低い避妊率と言えます。

ペッサリーの値段

価格はそのクリニックや病院によって多少の差があるのは当然ですが、おおよそ5000円前後とコンドームに比べると高い印象をもちます。

ただ、ペッサリーは一度購入すれば子宮口の大きさが変わらない限り、大体3年くらい使い続けることができるので、使用頻度で考えると若干お得な感じはします。

ペッサリーの使用には殺精子剤を毎回塗ることが必要になるので、この分の費用もプラスして考えなければいけません。この殺精子剤もペッサリーと同様に市販されていないので、購入するには婦人科のある病院を利用しなければいけません。

避妊用スポンジ

避妊用スポンジは、殺精子剤を含んだ丸いクッションのような形をした直径4センチメートルほどのポリウレタン製のスポンジです。

このスポンジを水で濡らして四つ折りにした状態で腟の奥深くに挿入することで、子宮内への精子の進入を阻止してくれるという仕組みです。SEXの後は6時間以上はそのままにしておき、30時間以内には取り除かないといけません。

避妊スポンジは、コンドームやペッサリーほど有効ではありません。避妊率は70~80%と低く、とてもオススメできる避妊方法ではありません。

というか、2020年現在は市場には出回っていないようです。製品名は「トゥデイ・スポンジ」というのですが、アメリカで1983年から1995年までの間に、およそ2億5000万個を売り上げたという人気商品だったんです。

それが2003年に再販されることになり、話題となっていました。販売価格は1個300円程度と価格の安さも人気の秘密だったのです。

品切れ中の表示はありますが、Amazonでも販売ページは残っているようです。興味のある方がリンクを貼っておきますので、ご覧ください。トゥデイ・スポンジ

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